整骨院の社会的役割

 

日本の、腰痛や肩こりによる経済損失は、年間で約6兆円と試算されています

これは病気で働けなくなるコストよりも、肩こりや腰痛で仕事がはかどらなくなるコストの方が大きいということです

 

全国一万人の労働者に対して行った調査による年間経済損失試算

腰痛や肩こり…6兆円強

精神的不調…約3.5兆円

睡眠の不調…睡眠の不調2.4兆円

 

日本のGDP(国内総生産)、2023年は約600兆円

腰痛・肩こり・メンタル・睡眠の不調で、国益の約12兆円失われている事になります

 

厚生労働省の調べでも、有訴者率(病気やけが等で自覚症状のある者の率)で

腰痛・肩こりが男女共にトップです

肩こりは国民の約1700万人、腰痛は3000万人いると推計されています

肩こり・腰痛は「国民病」ともいわれており、社会問題です

しかし、健康保険法上「肩こり・“慢性”腰痛」は健康保険を使って治療施術は受けられません

これは、整骨院・接骨院に限らす、病院でも同様です

社会問題です

肩こり、腰痛はちゃんと施術を受け、生活改善すれば治ります

放置すれば

腰痛から

→椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離症、すべり症、坐骨神経痛へと悪化していきます

強いては、内臓疾患、精神疾患へと繋がるリスクを高めます

肩こりから

→ストレートネック、頭痛、めまい、吐き気(嘔吐)、神経痛、眼精疲労から視力低下と悪化していきます

強いては、頸椎ヘルニア、ギックリ首、自律神経失調症、精神疾患へと繋がるリスクを高めます

放置せず、前駆段階で治療していれば大病せずに済むのです

ですが、健康保険法上、「肩こり」「慢性腰痛」とカルテに書く事は出来ない

なので、頸椎捻挫、上背部挫傷、腰椎捻挫と書きます

捻って、伸ばして、上げて、屈んで、動かして痛いので間違いありません

捻挫、挫傷という怪我をちゃんと治さずにいるので、慢性的に腰が痛くなったり、肩が凝ったりするのです

 

ちなみに、湿布と痛み止めで肩こりと腰痛は治りません

湿布と痛み止めで、鎮痛することにより睡眠でき、休む眠ることにより緩解していくのです

なので、仕事前に痛み止めを飲んで行くのは悪化していきます

 

痛みは体からのSOSです

痛みを麻痺させるとケガをしていることを忘れ「ケガのお代わり」「追いケガ」をします

日中、意識がある間、限度はありますが、痛みを知ることにより庇い守る事が出来るのです

とはいえ、病院に行って出来る事は「安静」になります

 

整骨院、接骨院、ほねつぎを営む、国家資格の柔道整復師、(以下:柔整師)の施術は

『患者の肉体的な苦痛を一刻も早く取り去り、患部の回復を図ることによって、早期に社会復帰させることにある』が目的です

柔整師の業務は、「(非観血的な:血出てない)脱臼、骨折、打撲、捻挫(挫傷)等に対してその回復を図る施術を業として行う」ものです

 

ざっくり言うと「血出てないケガを早よ治す」ことです

湿布や薬を使わずに、『柔道整復術』の手技療法を施術することで回復を促します

軽擦法・強擦法・揉捏法・叩打法・振戦法・圧迫法・伸張法で

(軽く擦って、強く擦って、揉んで、叩いて、振って、押さえて、伸ばして:要はマッサージ)

 

神経を刺激し、血流を促すことで、細胞の老廃物(プリン体や尿酸など、要は細胞のうんこ)や疼痛誘発物質を静脈やリンパ管に流し、傷ついた細胞(筋肉や腱、靭帯など)へ酸素や栄養、タンパク質などを送り、回復を促進させます

人間の持つ「自然治癒力」を「最大限に活かす環境作り」です

湿布や痛み止めには無い効果を出します

 

肩こりや、慢性腰痛を症状とする捻挫や挫傷の回復を促し、再発を防止・抑制します

何故、再発を防止・抑制するのかは、肩こり腰痛だけではありませんが、感染症や自己免疫疾患、ガンや遺伝病も然り、食事・運動・睡眠の三大健康要素が不十分、もしくはバランスが崩れることで発症されます

 

柔道整復術の手技療法は、血流を促進し、固くなった筋肉、靭帯、腱を緩め、代謝を上げ、関節可動域を広げ、自律神経バランスを整え、体性神経活動を促進し、筋膜・骨膜・腹膜など線維性結合組織の縒()りを戻し、各臓器の活動を促進し、免疫力を高める三大健康要素の向上を促します

つまり、良く眠れて・ご飯が美味しくなり・よく動けるようになる

 

骨折・脱臼・打撲・捻挫(挫傷)による、肩こり腰痛という症状の回復だけでなく、結果として再発を防止・抑制、感染症や自己免疫疾患、ガンや遺伝病の予防になります

更にホルモンバランスの改善、妊活効果向上、精神的不調の改善、睡眠の質改善

 

そう!整骨院は凄いんです!

利用しない手は無い!人生のお得!結果としての予防医術!仕事、勉強、趣味、スポーツのパフォーマンス向上!楽になり、ケガ病気の予防!

国益(GDP)の増進!医療費の削減!税収up

 

人間関係改善、家族円満、所得向上、成績up、子宝に恵まれ…は、言い過ぎでしょうか?

 

あくまで整骨院は骨折・脱臼・打撲・捻挫(挫傷)の早期回復の為の機関なので、「テストの点数上げたいから来ました」では、保険外診療になりますので悪しからず

 

世間一般の整骨院のイメージってどんなところでしょう?

・高齢者が行くところ?

・交通事故の治療で行くところ?

・保険使えるマッサージ屋さん?

 

って感じでしょうか

当たらずとも遠からずってトコです

 

・肩こり、腰痛の症状が一番多いので、そうなる層は高齢者が多いです

・交通事故の のぼり旗が多いので、交通事故治療の患者さんが多いです

・手技療法とマッサージは、言い方の違いなので大体合ってます

・「?」で終わるのは、全国民の1割程度しか利用率が無いので、9割の方は知らないからそうなります

 

因みに我が国日本では「マッサージ」という言葉は、国家資格である「あんまマッサージ師」の専売特許なので、それ以外の方は謳う事は出来ません

なので、柔整師、整骨院も「柔道整復術、手技療法」というのです

無資格の整体師やリラクゼーションなどもマッサージとは言わず、そんな整体とかリラクゼーションとか言います

特許侵害やぞ!といわれるからです

世間一般、客観すれば「どうでもええがな!」ですけど

性感マッサージはどうなんでしょう?文句言いづらいんでしょうか?

マッサージ機は良いのか、ちょっと誰か分かったら教えて下さい

 

実際、一部の方からは「あいつらマッサージなんぞで保険請求しやがって、既得権益が!税金の無駄遣いしてんじゃねーよ!」なんて声もありますが、全く違います

 

痛くて辛くて、歩くどころか立つのもままならん患者さんが、行く病院行く病院で毎回レントゲンを取られ「骨折してないので問題はありませんね、湿布と痛み止め、何やったら胃薬も付けときますよ、電気(電気療法)とマイクロ(温め)してって下さい、1週間後痛かったらまたきて下さい」を何度も繰り返し、藁にもすがる思いで、来られた患者さんが数回の施術でスキップする勢いで元気になるところです

 

医者もピンキリ、柔整師もピンキリなので全部の整形がこうであるという訳では無いし、ウデの無い柔整師だとこうも回復は促せないでしょう

 

実際、悪徳…とまでは言わないですが、それどーなん!?という整骨院も多数あります

・保険は電気で、手技は実費です とか

・「保険使えます」と謳い五千円から一万円以上かかる とか

・回数券買うとお得ですよ! とか

 

→柔整の保険請求には、電療料・温()罨法料・施療(後療)料と金額を書いて請求するので。電療しかせず保険請求してたら違法です

→病院だけではなく、整骨院も基本は保険診療と自由診療を同日に行う「混合診療」は医療保険制度違反です

ただ整骨院や整形の業務は、骨折や脱臼の治療・整復があり、固定に必要な三角巾やシーネ、絆創膏などは保険が使えないので、例外として実費を患者さんから頂く事を背景に、2部位1220円の3370円に230円の自費を乗せて600円を頂く「お目溢し」して貰っている訳で、受ける受けないを選べる自費療法ではなく、1割、2割、3割の保険施術料金として何千円もとったら、悪徳混合診療とみなされ摘発され、一切の自費診療を保険請求では出来なくなります

他の整骨院に迷惑千万なので止めて頂きたい

10(1,220円、3部位でも1,586)以上を「保険使って」と称し請求するのはどう考えても悪徳です

せめて選べる自由診療にするか、保険請求を止めてください

→回数券てもうそれ、医療じゃなくて商品じゃないすか!使い切るまで良くならん前提ですか?治す気あります?整体師ですか?

 

健康保険制度はそもそも、憲法第25

(1)「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 (2)「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」

に基き、所得の高い低いに関わらず、社会保障及び国民保健の向上を目的としています

 

一部以外の医療従事者は公務員でもなければ、慈善団体でもなく、医療法人でない限り営利目的で良いんですが、健康保険制度の目的とあまりに逸脱した営業手法は良いとは思えません

 

ケガして苦しんでいる人、弱者救済の心、考え、信念のすっぽり抜けた人は全実費のサービス業としてやるべきです

社会的信用と制度崩壊を招きます

 

整骨院では、2部位の施術で後療は10割で1,220

3部位目は60%に逓減する(減らされる)ので、1,586

1部位だと何と610円です

3部位請求が多いと返戻され(突っぱね返され)ます

一日何人の患者さんが来たら食って行けるでしょうか

 

実際、全国に柔整師の国家資格を持った人は12万人程居るのですが、柔整師として働く人は8万人弱です

4万人強は、食ってけねーつって他のお仕事をされています

一切の混合診療を取り止め、完全に保険診療だけになるとパシャパシャレントゲン撮れる整形と違い、薄利多売な整骨院は殆ど潰れると思います

テンプレ言うてるだけでは患者さんには選ばれません

日々勉強し、研究し、どうしたらこの症状はとれるか、どうしたらこの患者さんは元気に歩けるようになるのか、患者さんの

ADL(日常生活動作)を取り戻す力になれるだろうか、

QOL(生活、人生の質)の向上の為、毎日汗水垂らして施術してます

 

病院で掛かる費用を医療費、整骨院で掛かる費用を療養費と言います

療養費は医療費の1%といわれていますが、実際は0.7%しか使われていない状況です

実際、2023年の金額は

医療費:約473000億円

療養費:約9,850億円

 

この療養費には

整骨院(柔道整復)・あん摩マッサージ・鍼灸・治療用装具(病院で作る義手・義足など)

を含めての金額です

整骨院(柔整療養費)のみだと、2,905億円です

 

この膨らむばかりの医療費を削減する為にも療養費を増やす必要があるのです

 

柔道整復師の歴史は、大正2年に「柔道接骨技術公認期成会」が発足し

大正9年(1920年)に内務省令により「柔道整復師」という名称で公認されました

昭和11年(1936年)より健康保険の給付が開始

 

当時の病院、お医者さんといえば外科と内科くらいで、町医者といえば〇〇診療所と名のつく内科が多かったです

今みたいにこんなに整形外科のクリニックが溢れるような状況ではありませんでした

なので、お腹痛くなったとか熱が出たとかは診療所に

骨が折れた、脱臼した、打った捻ったは接骨院(ほねつぎ)に、というのが町の医療でした

当時は、柔道整復師もレントゲンを撮っていたんですよ

 

昭和45年に、柔道整復師がレントゲンを撮ることを出来なくなりました

それまでは、骨折・脱臼の整復(元の状態に戻す)のエキスパートだった柔道整復師も、確認をその都度病院で診てもらうしかなくなったので、衰退していったのが現状です

 

今日(こんにち)でも、骨折・脱臼の整復・固定をする整骨院も存在しますが、病院の少ない地域や医師との連携をとれている整骨院にほぼ限られているという状態です

 

当時のレントゲンは、エックス線もガンマ線(放射線)量も今のレントゲン機器の1,000倍以上の放射線量でした

なので今のレントゲンは何枚撮ろうと、健康に害をなすほどの被ばくなんてないです

ただ、日本は世界で唯一の被爆国です

放射線に対しては、アレルギー(過剰反応)体質な国なので、今後柔道整復師がレントゲン撮影をすることはないでしょう

 

非開放(血の出ていない)の骨折・脱臼にメスを入れずに整復(元の位置に戻す)し、固定し治す技術は失われつつある技術です

 

しかも、骨折・脱臼を整骨院で診てもらうには「医師の同意」が必要になります

整骨院に患者さんを取られたくないという整形の医師が、レントゲンも撮れない柔道整復師に同意なんて出すはずがないでしょう

 

結果として、整骨院では残る「打撲・捻挫(挫傷)」の施術で活路を見出している状態です

 

『~心と体~ ココカラ整骨院』では、理念を「より良い未来の為に、人と社会を支える力になる」として掲げ、日々患者さんの為、社会の為、私たち自身の為、に営んでいます

 

しかし私は、整骨院・柔道整復師の存在自体がこの理念を体現していると考えます